事例4: また来てほしいMRとは ~HP/スペシャリティ編~

今付き合っているMRに共通することは「知らないこと、興味があること」を嫌味なく提供してくれ、かゆいところを掻いてくれるような訪問ができていること。教えてあげるとか押し付けではなく、さりげなく過去の面談の蓄積(私が言ったことを覚えていてくれている)のなかから最適な情報提供をしてくれるので全く違和感がなく心地よいです。逆に医師の自分がよく知っている事(GLや臨床での常識)をさも私が知らないかの如く講釈されるとウンザリします。博識で心地よい会話ができるMRの訪問を待っています。こういう人とは是非お付き合いしたいと思います。

A

医局前での出待ち、上司同行時の表敬訪問にうんざりしている

臨床のプロに対して最適な情報提供ができているMRが少ない。MR君で十分。

医師の興味関心(ニーズ)に対して感度が鈍いMRが増えたのではと捉えられている。

スパムディテールと捉えられているケースが多く関係構築の障壁を自ら作り上げている。

かゆいところをダイレクトに掻いて差し上げられる面談の実現

タイミングよく訪問し双方にメリットのある面談の実現

過去の面談の中でどんな論点・テーマに興味をもっていただけたか?
会話が途切れなかった面談の棚卸し(なぜ会話が長引いたのか?何がヒットしたのか?他で応用が効かないか?)を実施することが大切ではないでしょうか。

コメント

今回お話を伺ったDrは基幹病院に勤務されていますが、スペシャリティ領域に関する情報提供の在り方について大きなヒントを教えてくださいました。学会等の情報は他社からも聞いていることがあり、タイムリーかつどうしてその転機をたどったのか等データだけではない周辺情報の提供がありがたいとのことでした。また、スペシャリティなものほどMRとの信頼関係がないと患者さんに使う事ができないとおっしゃっていたのが印象的です。

スペシャリティ品目が増えている昨今だからこそ、日々の面談の積み重ね・信頼関係の構築といった基本を大切にして成果を残していきたいですね。

メディカルスキルアップ編集部
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事例3:また来てほしいMRとは?

ご接待がなくなりMRから受ける直接的なメリットがなくなった今、中身の薄い訪問をするMRとは面談したくないのが正直なところではあるが、何人かまた会いたいと思えるMRがいる。彼らに共通することは一つ、「かゆいところを、こちらが言わなくてもいつでも掻いてくれる」こと。「会話」ができるMRの訪問を切に願っている。

事例1/上司同行について

接待規制から早一年、以前よりも上司同行の回数が増えてきている印象がある。話すことと言えば「お世話になっています」「○○の御処方お願いいたします」「○○(担当者)の仕事ぶりはいかがでしょうか?」「先日は講演会・研究会へのご出席ありがとうございました」等のお決まり文句ばかりで全然面白くない。 

バイオ3Dプリンターに取り組むサイフューズが上場

再生医療業界の中でも立体的な組織や臓器を培養できるバイオ3Dプリンターで独自のポジションを築くサイフューズが上場した。上場し資金調達を行うことで、どのような未来を描こうとしているのか。その取り組みを投資家向けの説明資料から読み解いていきたい。

得意先と長く付き合えるMRになるには?

新人配属・担当交代の季節となり、当院にも既に何人か挨拶に来ている。 新人さんには必ず自己紹介をしてもらっているが、ありきたりな出身校、出身地、趣味、などではなく「何がしたくてMRになったのか」を話す方もいて今後が楽しみである。

ストーリーのあるディテール

面談の機会が限られる中、医局内で特定の医師(処方件数が多い、影響力が強い)に群がるMRの話を聞いていると「果たしてこれで処方する気になるかな~」と思う製品紹介や話題紹介をする方が多い事が気になる。