事例8 HP医局訪問時の注意点と攻略のヒント

担当交代のあいさつも一段落し「前任者への寂しさ半分・後任者への期待半分」という時期であるが、近ごろ“無言で医局前につっ立っている(Drコメントそのまま)”MRの多さに辟易としている。また、ごく一部であるが突然ノック音と同時に医局扉を開けてくるMRもおりマナー面での粗相が目立つ感がある。引継ぎ直後の緊張感が“慣れ”によって緩んでいるのではないか?と思われるが、一方見るからに中堅層の方がガチガチで接触してくることも多々あり、なぜMRの顧客である医師が自分の職場で気を遣わないといけないのか不思議に思っている。医局前待機・アポなし訪問という長年の慣習は良し悪しがあり一概にダメとは言えないが、“他人の職場”という意識をもった訪問を心がけてほしいものである。

・一部のMRの行動によりDrに対しストレスを与えている(訪問規制の一因)

→訪問意図がわからない医局前待機、アポなしでの医局内突撃、繁忙時間帯のディテール

・Dr個人への訪問可能時間帯を尋ねるMRは殆どいない(聞いてくるのはごく一部)

・各社が重点管理しているDrへの訪問集中

・他人の職場にお邪魔しているという意識の欠如

・Dr個人に対する興味関心が低い(姿をみたら機械的に接触するなど)

メディカルスキルアップ編集部
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事例7 各種調査に対する医師とMRの温度差を埋めるには

新医薬品の発売に伴う市販直後調査や既存医薬品の使用成績調査への協力を求められる機会が多くなった。特に面倒なのが全例調査にかかっている医薬品で、慎重な使用と予後の確認が重要なのはわかっているが「調査票を書かない(入力しない)あなたが悪い」と言わんばかりの態度で記入を迫られたことがあり、もう少し気配りと日々の接触を意識してほしいと思う事がある。

再生医療をささえる「ヒト試料」提供機関

再生医療による創薬や治療の取り組みには、研究を支える生体試料の提供機関の存在が不可欠です。ここでは厚生労働省が公開している再生医療情報の中からヒト細胞又は組織の収集・分譲を実施している研究機関等で紹介されている研究機関を紹介していきます。

得意先と長く付き合えるMRになるには?

新人配属・担当交代の季節となり、当院にも既に何人か挨拶に来ている。 新人さんには必ず自己紹介をしてもらっているが、ありきたりな出身校、出身地、趣味、などではなく「何がしたくてMRになったのか」を話す方もいて今後が楽しみである。

「他人ごと」なディテールをするMRに対して思うこと

最近、患者さんのために使って欲しいとか、症例に対する先生のお考えを聞かせてほしいという一見「患者志向」のキーワードを用いたディテールが増えている印象がある。 しかし、訪問してくるMRが軒並み同じような事を言うのでどうも好印象を持つことができない。恐らくMR自身の心がこもっていないからだろう。

「自分(自社)本位」のディテールをしていませんか?

りしている。目の前の患者を何とかしたい一心で治療方針を決め、薬物治療以外のことも考えながら決断をくだすので良い事も悪い事も含め “本当の事”を教えてほしい。