面談の機会が限られる中、医局内で特定の医師(処方件数が多い、影響力が強い)に群がるMRの話を聞いていると「果たしてこれで処方する気になるかな~」と思う製品紹介や話題紹介をする方が多い事が気になる。
例えばメーカーの言うエビデンスと我々医師のエビデンスの感覚が違っていたり表面的には患者さんのためと言いながら、経済性や使い勝手の面で「ん?!」と感じることがあったりと真に訴えたいことと現実に言っていることに矛盾を感じることがある。
飛び込みで来られていきなり込み入った話(先生の診ている患者数は?今こんな薬剤を使っていますか?こういう治療法はされますか?等)をされるのも困るが何が言いたいのかわからないディテールをされると対応に苦慮してしまう。
また、文献紹介をするならきちんと原著を読み込んでから、自社品を強く推したいのなら使用に伴うデメリットを上回るメリットを明確にしてから
アピールすると良いと思う。
医師は話を聞いていないようでそれなりに回答を考えているものです・・・
現状
・ターゲット医師を明確にしても肝心のストーリー・内容がずれているケースがあること
→面談数UPのためか場当たり的と感じられるディテールをするMRが未だ多い
・医師の考えるメリットとメーカー側の訴求点にずれがありチャンスロスしているケースがあること
→医師とメーカー側の「エビデンス」感覚の違いなど
問題点
・医師に刺さるポイントを把握せずメッセンジャー的なディテールに走っていること
→ヒアリングをせず一方的に話すなど工夫がないディテール
→MR間でのレベル差が大きいこと(何があっても会いたいMRと、会いたくないMRがいる)
・本題に行くまでの「会話」が十分にできていないこと
→わからない事であれば逆に教えていただくというスタンスで臨むのもあり
課題
Si
・ターゲットとする医師の「エビデンス感覚」のリサーチ
→どこをついたら納得していただけるかヒットポイントの把握
・ディテール前の事前演習
→社内外でのアウトプットトレーニング
改善点
→
→事前準備をして面談に臨むと相手にも伝わります
→原著を読み込んでポイントを教えてくれるMRと内容を理解せずペーパーだけ持ってくるMRなど
→地域や病院特性に合わせた情報提供