事例8 HP医局訪問時の注意点と攻略のヒント

担当交代のあいさつも一段落し「前任者への寂しさ半分・後任者への期待半分」という時期であるが、近ごろ“無言で医局前につっ立っている(Drコメントそのまま)”MRの多さに辟易としている。また、ごく一部であるが突然ノック音と同時に医局扉を開けてくるMRもおりマナー面での粗相が目立つ感がある。引継ぎ直後の緊張感が“慣れ”によって緩んでいるのではないか?と思われるが、一方見るからに中堅層の方がガチガチで接触してくることも多々あり、なぜMRの顧客である医師が自分の職場で気を遣わないといけないのか不思議に思っている。医局前待機・アポなし訪問という長年の慣習は良し悪しがあり一概にダメとは言えないが、“他人の職場”という意識をもった訪問を心がけてほしいものである。

・一部のMRの行動によりDrに対しストレスを与えている(訪問規制の一因)

→訪問意図がわからない医局前待機、アポなしでの医局内突撃、繁忙時間帯のディテール

・Dr個人への訪問可能時間帯を尋ねるMRは殆どいない(聞いてくるのはごく一部)

・各社が重点管理しているDrへの訪問集中

・他人の職場にお邪魔しているという意識の欠如

・Dr個人に対する興味関心が低い(姿をみたら機械的に接触するなど)

メディカルスキルアップ編集部
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事例7 各種調査に対する医師とMRの温度差を埋めるには

新医薬品の発売に伴う市販直後調査や既存医薬品の使用成績調査への協力を求められる機会が多くなった。

「他人ごと」なディテールをするMRに対して思うこと

が増えている印象がある。しかし、訪問そうしてくるMRが軒並み同じような事を言うのでどうも好印象を持つことができない。恐らくMR自身の心がこもっていないからだろう。

事例2 講演会・研究会について

待規制の前後から雨後の竹の子ごとく講演会・研究会(以下、講演会等)のお誘いが増えている。併売メーカー2社から同じ薬剤について別々の講演会等に誘われた時は正直、興ざめしてしまった。以前のようにご接待ができないからと「懇親会」をダシに誘いを受けることも多くなり、タクシーチケットと立食バイキングで医者を安く釣ろうとする魂胆が見えると苛立ちを覚えることもある。

事例3:また来てほしいMRとは?

ご接待がなくなりMRから受ける直接的なメリットがなくなった今、中身の薄い訪問をするMRとは面談したくないのが正直なところではあるが、何人かまた会いたいと思えるMRがいる。彼らに共通することは一つ、「かゆいところを、こちらが言わなくてもいつでも掻いてくれる」こと。「会話」ができるMRの訪問を切に願っている。

再生医療をささえる「ヒト試料」提供機関

再生医療による創薬や治療の取り組みには、研究を支える生体試料の提供機関の存在が不可欠です。ここでは厚生労働省が公開している再生医療情報の中からヒト細胞又は組織の収集・分譲を実施している研究機関等で紹介されている研究機関を紹介していきます。