来年度MRとして現場デビュー予定の”白衣のMR候補”さんにご投稿頂いた内容にコメントをつけてシリーズでお届けいたします。
現役薬学生が医療現場で感じたこと、学んだことを通して皆さまのMR活動にお役立ていただけると幸いです。
≪病院実習で感じたこと①≫
薬剤師の方々は忙しいので、MRとの面会の日時指定をしている。しかし、それ以外の時間に現れるMRがいて対応にめんどくさそうだった。
特別なアポイントでもない限り絶対にやらない方がいいと思った。
→訪問規制があるとMRの訪問が訪問可能日に集中するのはよく見られる光景です。時間外=特に午前中・委員会等院内行事の日は
よほどの緊急事態でない限り訪問は控えるべきでしょうね。
また、面会の日時になるとものすごい数のMRが一斉にやってくる。薬剤師に頼んでMRとのある日のやりとりをすべて見せて頂いたが、
薬剤師の方が途中でほんと眠くなるし疲れるっておっしゃっていた。そうならないための工夫が絶対に必要だと感じた。
例えば、先生が分かりやすいような工夫、先生の空いてる時間を聞き出してアポをとってその日に会えるようにするなど。
→見事な着眼点です。わかりやすい工夫の一つとして配布資料のワンポイントの補足だけさせてもらったり状況をみてDrへのディテール内容の「報告」に徹するなど単なる「メッセンジャー」ではない活動を意識したいものです。
現場の薬剤師は医療ミスを限りなくゼロにする工夫をしていた。
だから剤型が似ているなどの場合は採用しないことがある。
また、よく分からない製薬メーカーの薬も採用しない場合もある。
MRの数が少ないから情報提供が疎かになる、
そもそも正確な情報を多く持ってないんじゃないかと思ってしまうらしい。
→現場交流が少ない&ヒアリングが浅いMRの場合
剤型や粉砕可否などの一番現場が知りたい情報を
持ち合わせていない事があり、ここががっかり感を生むポイント。
また、MRの訪問頻度については調剤薬局でも
重視するところが出てきています。ただ、やみくもに
訪問すればいいのではないのでタイムリーさと
情報の濃さで勝負するのが真っ当なところではないでしょうか。